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デザインブック

労働災害事例:杭打機

分類:杭打機

 

杭打機の組み立て作業中、リーダーが落下。

 

【発生状況】                   

基礎工事に使用する杭打機の組立作業中、杭打機本体を

後進させた時、杭打機本体に接続するため架台に載せた

リーダーが自重で落下して背中を強打された。


杭打機の組立作業は、2次下請の作業員5名により始めら

れ、まず、中継ぎリーダーを接続した先端部リーダーを

載せる架台の1つを中継ぎリーダー側の下に、もう一つ

の架台を先端部リーダー側の下になるようにセットした。
次いで、トラッククレーンで中継ぎリーダーを接続した

先端部リーダーを吊り上げ、2個の架台の上に置き、吊り位置を中継ぎリーダーの先端部寄りに移動し、中継ぎ側の下の架台を先端部側リーダーの下に移動した。杭打機本体に取り付けられている基本リーダーと架台に載せたリーダーとを接続し、中継ぎリーダーと先端部リーダーとを接続していたボルトを外した。
合図者が杭打機をバックさせることを大声で合図した時、リーダーの下にいる被災者を見たが、合図により退避するものと判断し、杭打機をバックさせるように合図を送った。合図を受け、杭打機を操作してバックさせた瞬間、リーダーが自重により落下したものである。

 

【原因】

  • リーダー起伏用ワイヤロープの張りが弱かったため、リーダーの接続部を外した時に中継ぎリーダー側が自重により大きく落下したこと。

  • 杭打機側のリーダーの下に架台が設置されていなかったので、リーダー起伏用ワイヤロープに支えられていたリーダーが大きく落下するのを止めることができなかったこと。

  • 合図者の合図により退避する際に、安全な場所へ移動しようとして、リーダーの下をくぐり抜けようとした被災者の退避経路が不適切であったものと推察されること。

  • 作業指揮者による作業の安全確保のための部下に対する指示が具体的に示されていなかったため、作業員個々の判断により行動する結果を招いたこと。

 

【対策】

  • 作業手順を作成し、作業員へ周知徹底させること。の組立作業を行う時は、あらかじめ、作業の方法及び手順、必要な機材の種類及び必要数、合図の方法、立入禁止区域の設定、退避場所及び退避経路、異常時の対応などについて定めた作業手順を作成し、作業員に周知すること。

  • 杭打機の組立作業を行う時は、あらかじめ、作業の方法及び手順、必要な機材の種類及び必要数、合図の方法、立入禁止区域の設定、退避場所及び退避経路、異常時の対応などについて定めた作業手順を作成し、作業員に周知すること。

  • 杭打機の組立作業にあたっては、あらかじめ作業手順を踏まえて、リーダーの受け台に使用する架台などくい打機の組立に必要な機材を必要数確保する必要があること。

  • リーダーの装着、取り外し作業を行う場合は、リーダーごとに架台を設置し、リーダーの下がり幅が最小限に留まるような措置を講じること。

  • 杭打機の組立作業においては、リーダーの落下などの危険を防止するため、リーダーの組み立て途中での杭打機の前進または後進などの際の安全な待避場所および退避経路を設定する必要があること。

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建設現場
重機用駐車場

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